陽キャ「俺もゲーム好きなんだよね!今なんのゲームやってるの?」私「LoLってゲームで・・・」
Hi everyone, SchokoMint here.
みなさんこんにちは、しょこみんとです。
早速ですが、私が少し考えて作った茶番をお読みください。
一般人「休日とか何してるんですか?」
私 「休日はほとんど家でゲームしてますね・・・」
一般人「ゲーム好きなんですか!?僕もゲームめっちゃ好きなんですよね!」
私 「あっ!そうなんですか!なんのゲームとかするんですか?」
一般人「僕モンハンめっちゃ好きで、最近はモンハンとかしてますね」
私 「モンハンめっちゃ面白いですよね!」
一般人「私さんはなんのゲームしてるんですか?」
私 「・・・」
お読みにならている方々の中にもこのような会話を楽しまれた方は多いと思います。
ゲーム好き同士の実に微笑ましい会話。
しかしこれは私を含む特定の人種にとって恐ろしい質問であります。
私 「最近は・・・というか基本的にずっとLoLっていうゲームやってます」
一般人「える、おー、える?どんなゲームなんですか?ジャンルは?」
私 「・・・」
恐ろしい事になってきましたね。
私 「MOBAっていうジャンルなんですけど・・・」
一般人「???、もば?」
一般サモナーの方々の中に私と同じ恐怖体験をされた方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。今回私が取り上げたい話題は以下になります。
リーグ・オブ・レジェンドというゲームどうやって伝える問題
リーグ・オブ・レジェンドというゲームが生まれるよりもっと前、MOBAというジャンルが確立したはるか昔の頃から、この問題はともに生きるプレイヤーの隣に常にあった、と伝承では言われています。
この問題が現代まで解決されていない理由は、会話相手のゲーム歴がわからない、LOLのゲーム的要素の複雑さ、世界では大人気、日本では無名という相反する状態、会話時間の制限...etcと様々あります。
今回は
一般人「LoLって何?どんなゲーム?」
という一般人の無意識で無邪気で悪質な質問に対して、様々な状況に合わせ最適な会話を考えていきたいと思います。
会話
会話とはキャッチボールと言われることがあります。自身が会話相手にボールと言う名の言葉を投げます。それに対して相手は、感想、意見、質問等を返してきます。これが会話が言葉のキャッチボールと言われる理由です。
でもこれ、何かに似てませんか?
チャレンジャー階級の方ならもうおわかりだと思いますが、なんとこれレーン戦そっくりなのです。
相手の言葉(ハラス)に対して、こちらも言葉(ハラス)で返す。
スキを見つけたら、それは違うよIN(フラッシュIN)からの理論武装(オールイン)で論破(ソロキル)してGGです。
完全に一致していると思います。こう考えれば会話というのはいかに奥深いかがわかると思います。
あなた方は会話においてチャンピオンです。チャンピオンにとって試合が始まってから終わるまで常に考えなければいけないものをまず考えましょう。会話(アイテム)のビルドパスです。
会話ビルドパス
LoLを説明する上で語るべきことはいくつかあり、それぞれに特徴があります。そしてレーン戦と同じように会話(対戦)相手によって話すこと(装備)や話す順番(ビルドパス)を変える必要があります。
LoLが持っている要素をできるだけ挙げて、そのアイテムについて考えていきましょう。
タイトルについて
・世界で一番プレイされているゲーム
・最近流行りのe-sportsであり、プロプレイヤーも最も多い
ゲーム内容について
・5 vs 5の対人ゲーム
・無料ゲームで、free to winの精神がある
・プレイアブルなキャラクター(有名声優も出演)が100体以上いる
・MOBAというジャンルのゲームであり、戦略性が高い
MOBAについて
・敵の本拠地を壊すゲーム
・(早口で)
ゲーム開始直後、まずプレイヤーが操作する全てのチャンピオンはレベル1からスタート。敵陣地から湧いてくる雑魚キャラ「ミニオン(Minion)」を倒してレベルアップしつつお金を稼ぎ、装備を揃えていく(ミニオン以外にも「中立クリープ」と呼ばれる特定の場所に配置される敵もおり、中には倒すと強力な支援効果(バフ)を与えてくれるものもいる。なお、敵チャンピオンを倒すとより多くのお金がもらえる)。
チャンピオンの最高レベルは18までで、装備は魔法や打撃ダメージを高めるもの、防御力やHPを高めるものなど多種多様なものが用意されている。
などがあります。それではそれぞれのアイテムについて評価します。
タイトルについて
このアイテム群は基本的にLoLというタイトルの説明になるため、会話の序盤にビルドすることで活躍するアイテムが多いです。
・世界で一番プレイされているゲーム
他のアイテムに依存せず、単体でとても強いアイテムです。それ故にパワースパイクも早いアイテムです。
ゲームについて知識が殆ど無い人や、洋ゲーに抵抗のない人々には威力を発揮します。日本人プレイヤーである我々は忘れかけていますが、LoLは日本で人気がないだけで世界では人気ですので、対戦相手を見極めてしっかりとコアアイテムとしましょう。
活用例:ライトゲーマーに対してMOBAの魅力を語り続けても、会話のパワースパイクが遅すぎて「難しそうだね・・・」「よくわかんない」など会話に敗北する可能性が高いです。こういったライトゲーマーには1コアでパワースパイクに到達する「世界で一番人気なゲームなんですよ」と言ったほうが「ほんと?すごいね!」と序盤から有利な展開に持ち込むことができます。
・最近流行りのe-sportsであり、プロプレイヤーも最も多い
一つ前の「世界で一番プレイされているゲーム」をファーストコアにした後、セカンドコアとしてビルドすることで一番効果を発揮するアイテムです。
最近アジア競技大会にも採用されていて競技性の高いゲームだと言い切れば、「そんなにすごいゲームなんだ!」と思ってくれます。
弱点としては、このアイテムは会話をこれ以上深掘りすることが難しく、このアイテムで会話(ゲーム)をクローズさせる能力が必要になります。アーリー会話で終わらせる自信があるなら良いアイテムとなるでしょう。
ゲーム内容について
このアイテム群は主に状況に応じて選択するアイテムが多いことが特徴です。相手の風貌、話し方等から相手に刺さるカウンターアイテムを探しましょう。
・5 vs 5の対人ゲーム
協力型ゲームや対人ゲームが好きそうな相手に有効に働きます。こういった人種にとりあえず共闘といっておけば大丈夫です。
・無料ゲームで、free to winの精神がある
対人ゲームが好きな人種の中に一定数存在する課金に親を殺された人々。彼らは課金要素に対して特に強い嫌悪を示しています。大体はお金を自由に扱うことができない学生の方々が多いのですがそんな彼らが相手である場合、このアイテムをビルドしなれければなりません。いわばアサシンに対して忍者足袋やイカ剣を積むのと同じです。ビルドしておかないと「課金ゲー」というフルコンボを受けてソロキルされてしまいます。
・プレイアブルなキャラクター(有名声優も出演)が100体以上いる
ポケモンやスマブラでマイナーキャラクターを好んで使うマイオナ野郎にとても効果的です。一般的にLoLは相手や味方の構成に合わせてチャンピオンを選択することが理想ですが、そんな事は彼らに教える必要はありません。
・MOBAというジャンルのゲームであり、戦略性が高い
戦略性が高いという点が、ゲームに知性を求める人種に効果的です。彼らのほとんどはせめてゲーム内では賢そうに振る舞いたいという一心ですので、ぜひビルドしていきたいものです。ところが後述するMOBAという話題に移ってしまうことがほとんどであり、プレイヤーに苦痛が強いられます。
MOBAについて
まずこのアイテムをビルドパスに組み込むことを検討されている方は今一度自分と相手を見つめ直してください。
・自分にはMOBAの魅力を語り終えるまでの会話力(話の起承転結、抑揚)があるか?
・相手にはMOBAの魅力を語り終えるまでの話を聞く集中力があるか?
・相手はMOBAが好きそうか?
・会話は途中、外乱によって遮られる可能性はないか?
・会話時間は十分に確保されているか?
これらをすべて満たす場合にのみやっとMOBAについて話すことを考えてください。
なぜかといいますと、MOBAというアイテムはとてつもなくパワースパイクが遅いからです。テレビでよく披露されているすべらない話レベルで構築力が必要になります。しかし成功すれば確実にソロキルできます。MOBAの魅力に取り込まれて一生LoLをやめられない人がいるように、MOBAには魔法が秘められています。
ここまで書きましたが、基本的に会話初心者は
「世界で一番プレイされているゲーム」→「5 vs 5の対人ゲーム」→「プレイアブルなキャラクター(有名声優も出演)が100体以上いる」でビルドするのが一番無難かと思います。
ゲーム内容について説明して少し攻めたい場合は、
「世界で一番プレイされているゲーム」→「5 vs 5の対人ゲーム」→「MOBAというジャンルのゲームであり、戦略性が高い」がいいと思います。
ちなみに私はMOBAについて語ってうまくいった試しがありません。
なお、最近一緒にLoLをしている友人Aと私が話していたところに、友人Bが「LoLってどんなゲーム」と聞いてきてくれたので、この心構えを参考にソロキルしてやろうと話しだそうとしたところ・・・
友人B「LoLってどんなゲーム?」
私 「せk・・・」
友人A「うーん・・・言葉で説明するのは難しいんだよね。」
「でもめっちゃおもろいから今度Bも一緒にやろうぜ!」
「やりながら教えてあげるよ!」
友人B「マジ?課金しなくても大丈夫?」
私 「むry・・・」
友人A「課金しても強くなんないからw」
「友人Bも才能あったらマジ初めてすぐ活躍できるよ!」
友人B「最高じゃん!じゃあPC買ってくるわw」
友人A「マジかw」
私 「・・・」
会話はキャッチボールでもレーン戦でもない・・・
オタクに会話はできない。
オタクは早口で話が長いと言われるが、それはオタクが会話歴が少なく、会話相手のことを考えずに自分の主張をながながと話し、その欠点を補おうとして話を短くするのではなく早口で話しきるという独自の進化を遂げたからである。要は身勝手なのだ。
何も知らない聞き手に対して思いやりながら会話をする。
会話とは思いやりである。
以上